おう、ワイや、歌謡いのあつしや。



神が人類にお与えになった食べ物。



フライドポテト。



私はこれさえあれば、生きていけると言っても過言ではない。

モスのより、マクドのあの感じのやつが好きである。

以前に、東京で５店舗のみポテトおかわりし放題というのがあったが、もちろん挑戦したのである。

幼い頃、「限界腹いっぱいまでポテトが食べたい」と思っていたが、ポテトは食べ続けると、ラーメンを食べた後みたいに熱くなって、汗が噴出するようになり、視界にポテトを入れたくなくなるくらい気持ち悪くなることが分かった。


やはり腹八分目が一番ということである。



人間は「ちょうど良い」を知らない。


特に食べ放題は顕著で、足りないか、食べ過ぎたと後悔するかどちらかにしかならないのである。


神は決して人間を満足させないのである。



ポテト一つで、そんな哲学的なことまで考えさせてしまうとは、神も大したものである。



その昔、西の大海原を渡ったコロンブスはアメリカ大陸にたどり着いた。

そこで後に続いたヨーロッパ人は、その未知の大陸で育つ、未知の実を持ち帰った。
その未知の実からは芽が生え出ていた。
何も気にせず食したところ、食中毒を起こし、「悪魔の食べ物」と呼ばれた。

やがて、その「悪魔の食べ物」は、後にヨーロッパの飢饉を救う神の食べ物となった。



ジャガイモは偉大なのである。



そして、今日も僕は、フライドポテトを食すのである。




ボン。